きたぞ、きたぞ。
そろそろきてくれると思ってたんだ。
ヲォーンの小時計 !!
正12角形を想図してると、いっつも、ちょっかいかけてくるんだ。ぴったり数をつくってくれってね。
きみも好きだろ、ぴったり数。
そっか、きみとははじめてだったね。
いいかい。きみたちの世界の時計は、60っていう数を礎にしてるよね。ヲォーンの小時計にとっても、60はとってもたいせつな数。
この1から時計回りにアーの呼吸で継いでみるよ。
60!
ほら、60もぴったり数にはちがないだろ。
で、こんどはマーの呼吸で継いでみようか。
そらきた! そーさ。きれいに消えちゃうんだ。
それだけかって?
ううん。とんでもない。
小時計にとって、こんなの朝飯前。
こんどはこれを見せてあげる。
なにをやるかっていうとね、
向かいあわせの数をかけあわせていくんだ。
いいかい、そこで見ててよ。
こうして6つの数をあつめておいてから、
それを、ぜーんぶ、たしてあわせてやる。
くぅ〜! ガツンときた、100だよ、100。やっぱり、きみも好きなんだな。そんじゃ、これも見せてあげなきゃ。
この直交する位置にある4つの数を使うんだ。
こうやって、となりあう数同士をかけあわせていって、
それから、ぜーんぶ、+でつなぐ。
くっはー!
ぴったんこ100さ。きもちー。
ふしぎだろ、この4つでやってみる?
やることはおなじだよ。
ひゃっほい!
またまた、100をいただき。
えっ?
さっきのとおなじ数をつかってるからあたりまえだって?
ははっ、よく、気づいたね。
じゃあ、これはどうだい。
2と4と6と8、さっきのとはちがうよ。
でもね。やってみるとどうなるか。
ひゃっほい、サンキュー!
こちらもぴったり100でござ~い。