ふたごの兄弟たちの館がひまだったから、
ぼくはセロスのことをしゃべりにきたよ。
セロスっていうのは、正三角形のことをいうんだけど、
マホラではもう一つの意味がある。
うん、それは数列を三角形状に展開したもの。
見せたほうが、はやいや。
たとえば、こんなの。
わかる? 1から28までの数を底辺からじゅんばんにならべたんだ。
まあ、こんなのは
お遊びのセロスだって、みんなはいうけど、
ぼくはけっこう好き。
ちゃんと名前もあるんだよ。イーファのセロスってね。
で、これは一辺がセロン7つだから、イーファ(7)のセロス。
まず、このセロスで注目すべきは、右の屋根。
この7つのセロンをぜんぶ、アーの呼吸で継ぐと、
アーの呼吸で継ぐ、
っていうのは、ぜんぶの数を+でつなぐってことだよ。
この数がなんだかわかる?
シャン数のセヘトーラをとなえれば、ピンとくるかも∙∙∙
おっと、ごめんごめん。
ぼくたちの話し方で話してもわからないよね。
つまり、こういうこと。
うん。右屋根の7つのセロンは、2乗数と関係してる。
マーの呼吸をつかっても、おもしろいことが起きる。
おっと。マーの呼吸で継ぐっていうは、-と+で、じゅんばんこにつなぐことだからね。
なんか、ふしぎでしょ?
これもね、イーファ(7)のセロスだけじゃなくって、どんなサイズのイーファ(x)のセロスにでもできることだよ。
じゃあ、こんどは頂点数を2乗してみようか。それッ。
この784。
ぼくも、はじめはピンとこなかった。
けど、3乗数のセヘトーラの中にあったよ。
うん、こういうこと。
頂点と底辺の関係は、2乗と3乗の関係。
やるね〜って感じだろ。
さ、右屋根と底辺を見たから、さいごに左屋根。
これをアーの呼吸で継ぐと、
この数の正体がパッとわかったらすごいよ。
ぼくは、タウエサロミにきくまでわからなかった。
そう、こんなふうなんだ。
ほかのイーファ(x)のセロスを好きにつくってしらべてみるといいよ。
あ、そうそう。
タウエサロミといえば、魔方陣。
ターフのセロスこともいっとかなきゃね。
つくるのは、かんたんかんたん。
イーファのセロスとは数のならべ方が逆。
頂点からじゅんばんにならべていくんだ。
で、このターフ(7)のセロス。
このセロスは7×7の魔方陣と関係してる。
知ってるだろ、魔方陣。
こんなやつさ。
で、これがどうターフのセロスと感応しあっているかっていうと∙∙∙
あーあ、タウエサロミのドヤ顔が目に浮かんできちゃったよ。