ヌボとボヌについては、どうしても述べておきたいことが一つある。この発見は、たいていのわたしの他の発見とおなじように、わたしのきまぐれ心に起因しているのではあるが、このたびの気まぐれ心はちょっとばかり度を越している、と自分でも思っている。わたしがなにをこころみ、なにを見つけたのか、まずはこれを見ていただきたい。
わかるだろうか。周回の法と形式は似ている。ボヌとヌボを90度づつ回転させて一巡するように配置し、それぞれのセクションで垂直方向3連積をアーの呼吸でつないでいる。あるいは、総和をとっているといってもいい。さらにそこで得られた四つの数を2×2の格子とみなし、2連積で周回させ、マーの呼吸でつないでゆく。なぜ、そのようなことをこころみたのか、もはやわたしの記憶にはない。おおよそ、なにかスゴいことが起きてほしい、いつものようにそんなモチベーションにかられ、いろいろやっていたところ、いきなり出くわしてしまったというところだ。
壮観である。あらわれたのは、2の11乗。
これが偶然の賜物であるのか、そうではないのか、わたしは知らない。が、もう一つのパターン、垂直方向→水平方向に変換して、おなじことをこころみてみると、
どうだろう、輪をかけてスゴいことが起きているのである。以前に見た周回の周回の法においてもたしかめられると思うが、四つのセクションで生成された数たちを上記の動画で行われていたように2連積でマーの呼吸、アーの呼吸で一巡すると、概してひじょうに肌理のこまやかな数が生まれる。素因数分解すると細かく砕けるということだ。そして、それら砕かれた素因数たちは、きわだって意味ありげなかたちをしているのである。
一例をあげよう。上記の動画の最終過程で2連積をマーの呼吸で一巡させているが、これをアーの呼吸に変えてみよう。すると、それぞれ生成される数たちはつぎのようになる。
それぞれかなり巨大な数である。このような数を前にしてもわたしたちはただ立ち尽くすばかりである。しかしなにもしないよりまマシということで素因数分解をこころみるのである。
分解機にかけてみた結果がこれである。じっくりみてほしい。まず両者とも17という数で三度も割れるということ。おそらく、ここで17というのは16+1ととらえるべきだろう。どちらにせよ、不自然なほど、という印象はまぬかれない。いやいや、ほかにも見過ごせない事態ことが起きていることに気づかれるだろう。そう、ならべてみると、両者のかたちの差異はわずかだ。
ふたつをへだてているのは53と83という素数。つまりふたつの比は、
さらにこの二つの素数が興味深いのは、二つの和が136という数をつくることである。
この数は4×4の超格子体にとってはとりわけ重要な数であることはまちがいない。
そう。格子体内のすべての数の総和。たんなるこじつけだろうか? そうかもしれない∙∙∙。あるいはこれらの事実は超格子体の構造の神秘の一部にふれえているのであろうか? わからない∙∙∙。なにかを述べるにはあまりに知識の絶対量が不足している。
もう一つ。136という数にまつわる、驚愕の事実を紹介したい。先の動画の3連積を3乗数に置き換えるのである。すると何が起きるか? 最後まで目をそらさずに見てほしい。
どうだろう。これ以上は口をつぐんでいたほうがよさそうだ。とにかく、わたしは手と直感をフルに稼働して、一つでも多くの事実をこの超対称体から引きずりだしたい。諸君らにおいても、チャンスがあれば、がむしゃらに素因数分解をこころみられたい。健闘を祈っている。