さて前章でとりあげたこの合成超格子体について、さらなる考察をくわえておこう。
今回はこの合成超格子体の3連(マーの呼吸)をとってゆくことにする。
ごらんのとおり消失はしない。それはそれで残念なことであるが、ここで生成された数について少しく分析をこころみてみることにしよう。われらはここで素因数分解を用いることにする。ここでは正負にはこだわらないことにしよう。
どういったことだろう。ひじょうに細かく砕けた。構成単位となる数たちは2、3、5のみ。これは偶然だろうか?
わからないが、興味深い現象であることにはちがいない。
次に4連(マーの呼吸)をこころみる。
これを素因数分解機にかけてみる。手作業がキツければ、以下のような便利なサイトがあるので有効に利用されたい。
https://keisan.casio.jp/exec/system/1161228771
なんということだ。ここでも構成単位となる数たちは2、3、5のみ。みすみす通り過ぎるわけにはいかない光景だ。
さて、5連(マーの呼吸)では、ここまで美しい結果とはならないが、その次の6連(マーの呼吸)では…
なんとまあ。こまかく砕けるにもほどがあるというものだ。じっくり鑑賞してほしい。3で20回も割れるというのだから、たまげるほかない。
おなじような現象は、以下のような合成超格子体についても起こりうる。
まずは3連(マーの呼吸)を見てみよう。
先に見た合成超格子体の3連(マーの呼吸)により生成された数の構成とひじょうに似ている。つぎに5連(マーの呼吸)。
またしても、構成単位は2、3、5のみ。これまで見てきた生成数ではいずれも素因数5は偶数個を含む。2と3の出方は奇数個のときもあれば偶数個のこともある。つまり、生成数を2、3、あるいは6(2×3)で割れば、2乗数のかたちをとるという見方もできる。
だから、どうだというのだ、という意見ももっともである。
はたして、これらは看過してもよい現象なのだろうか?