今回は、プレーン超格子体とゲバール体の比較をし、それらの差異点と共通点の抽出を行ってみる。
まず、プレーン超格子体の4–4相愛数の位置に注目したい。
さて、興味深いことにゲバールについても同様のことがいえそうである。
ゲバールについていえば、それぞれ2組は同じ4数から構成されるので、3乗次元にとどまらず、無限レベルの相愛力が発揮されることになる。この点ではプレーン超格子体の方に勝ち目はない。ゲバール体のWin。
では、4–4相愛数→8–8相愛数にまで話を広げるとどうだろうか?
ここでプレーン超格子体においてはマリス/タリス型が、そのまま8–8相愛数のポジションになっていたことを思い出しておこう。
超格子という構造の驚異。数の世界への畏怖。
そして、この相愛力がはたらくのは3乗までである。では、ゲバールにも8–8相愛力が備わっているだろうか?
答えはイエスでもあり、ノーでもある。
これを見てほしい。
●ゲバール体:マリス/タリス型:アーの呼吸周回
微弱ながらも相愛力は存在している。マリス領域とタリス領域の総和が一致。が、残念ながら2乗以降の一致を見ることはない。この点ではプレーン超格子体の方に軍配があがる。
また、おなじことをアーの呼吸→マーの呼吸に変換してみるとどうなるか?
●ゲバール体:マリス/タリス型:マーの呼吸周回
そう。0消失。これはプレーン超格子体にも可能なことである。
プレーン超格子体とゲバール体。ここまでの勝負。どう判断されるだろうか? ふむ。ゲバール体には16の構成数のうちに重複する格子数が数多くある。その点を割り引いて評価すると、やはりサプライジング性に関してはプレーン超格子体優勢ということになろうか? それになによりも、ゲバールの8–8相愛力の弱さに、若干の失望を感ぜざるをえない、そんな声もきこえてくる。
いや、ちょっと待ってほしい。
ゲバールのマリス/タリス型には、まだ言い残したことがある。8–8相愛数の2乗以降における不一致の背後には相応の理由があるのである。これを見ていただきたい。
●ゲバール体:マリス/タリス型累乗差分
驚異の2乗数生成力。その力は1~∞次元にも及び、際限を知らない。このようなことは、とうていプレーン超格子体にはムリ。望みようのないことである。
そればかりでない。もう一つ。プレーン超格子体には不可能で、ゲバール体には可能な能力をご紹介したい。
●ゲバール体:マリス/タリス型共鳴(ヴェーの呼吸/ヴューの呼吸)
どうだろう。プレーン超格子体とゲバール体。これで五分と五分の戦いに持ち込めたと思う。いずれわたしたちは「驚きの格子体ランキング:TOP10」の集計を行うこともあろうかと思う。その際の判断の一助となれば幸いである。