さて、以前に見たこのゲバール。その見た目からはとうてい想像できない緻密な内部構成に、わたしたちはいくどとなく目を見張ったのであった。
では、このゲバールとバボア構造を関連させるとなにが起こるのか(あるいはなにも起こらないのか)、というのが今回の観点である。
さて、これらのバボアの6種の構造をどのようにゲバールに関与させるか、というのは頭の悩ませるところではある。さまざまなアイデアが思い浮かぶだろう。とりあえず、今回はゲバール(4×4)の中で、6種のバボア構造たちを周回させてみることを考えてみたい。
まずは、このババラ。
この三つの格子の総積をゲバールの中で廻してみるので、なにが起こるかよく見てみてほしい。
●ゲバール(4×4)の内部で周回する四つのババラ:マーの呼吸
これはまた驚いた!! ゲバール特有のあの2乗数生成力。それがババラという構造を通してもなお発現しているではないか。ちなみに動画では3乗までにとどめているが、4乗、5乗、6乗、それ以降も、2乗数は生成されつづける。
呼吸法をマー→アーの呼吸に変換してみたらどうなるだろうか?
●ゲバール(4×4)の内部で周回する四つのババラ:アーの呼吸
なんとなく予想はできたが、やはりである。こうなれば、他の5種のバボアについても期待がもてる。やってみよう。
●ゲバール(4×4)の内部で周回する四つのボボラ:マーの呼吸
●ゲバール(4×4)の内部で周回する四つのボボラ:アーの呼吸
●ゲバール(4×4)の内部で周回する四つのポポラ:マーの呼吸
●ゲバール(4×4)の内部で周回する四つのポポラ:アーの呼吸
●ゲバール(4×4)の内部で周回する四つの鏡像ババラ:マーの呼吸
●ゲバール(4×4)の内部で周回する四つの鏡像ババラ:アーの呼吸
●ゲバール(4×4)の内部で周回する四つの鏡像ボボラ:マーの呼吸
●ゲバール(4×4)の内部で周回する四つの鏡像ボボラ:アーの呼吸
●ゲバール(4×4)の内部で周回する四つの鏡像ポポラ:マーの呼吸
●ゲバール(4×4)の内部で周回する四つの鏡像ポポラ:アーの呼吸
とどまることを知らぬ2乗数生成力。その力の源はゲバールにあるのか、あるいはバボア構造にあるのか? もちろん、一つだけをえらぶことはできない。二つがあわさったときに、起こりうる現象をわたしたちはここで見ているのだ。
さて、ここまで2乗数生成力のオンパレードを目にすると、あるいはこう訊ねたくなるかもしれない。「バボア構造でなくても三つの格子を適当にえらべば、同等のことが起きるのでは?」と。
いやいや、けっしてそうではない。
ためしに6種のバボアの代わりに、このような配列を考えよう。
これをゲバールの内部で廻してみると、
これらの四つの数をマーの呼吸で継いでも、アーの呼吸で継いでも2乗数になりえないことはすぐにたしかめられる。
バボア構造を甘くみてはならない。いや、先に掲げた一連の動画をご覧になられて、ひょっとして気づかれた方もいるだろう。わたしたちは2乗数生成という現象にばかり目を奪われていたが、もう一つ特筆すべき事態が起こっていた。そう、バボア共鳴である。
ふりかえっておこう。
ゲバールの各領域において、バボア構造を通すと、なぜかまったく同じ数が排出されるのだ。
完全共鳴。この事実一つもってしても、ゲバールとバボアの相性はただならぬレベルにあることが想像にかたくない。上記以外の他の三つの領域でも共鳴が起こっていることを再度、動画にてたしかめてほしい。
最後に一つ。マーの呼吸/アーの呼吸をヴェーの呼吸/ヴューの呼吸に変えてとき、なにが起こるかも見ておこう。
ゲバールとバボアの底に眠るこれらの鉱脈は有望視してもよいだろう。