諸君らは、この超格子体ゲバールを覚えているだろうか? もし初見であるというのなら、この超格子体の生い立ちがどのようなものであったか、以下の情報をぜひ参考にしてみてほしい。
今回は、このゲバールの内部をバボアン構造というレイヤーを通して詳細に観察してゆきたいと思う。
そうなのだ。バボアンによって構造化されているのは、これまで見てきたプレーンの超格子体だけではない。いや、じつのところ、ゲバール構造とバボアン構造の相性は抜群だ。なあに、くだくだと述べたてるより、見てもらうがいい。
どうだろう。四積共鳴。
ただごとでないことが起こっているのは一目瞭然だ。
しかも、この576は242。
24というのはバボアン小格子の個数と奇しくも合致。
ゲバールとバボアン。きわめて親和性が高いという印象はまぬかれない。
つぎに、わたしたちがこころみるは、各ブロック内の総和。
重複している数もいくつか見受けられるが、生成数はばらけてくれる。このように各数に個性が出てくれたほうが、代数的関係性を探る上ではやりやすい。
まず、諸君らはA型/B型におけるそれぞれ12個の総和がどうなっているか知りたいにちがいない。
総和はビタリと一致。
すわ、これは相愛数!?
色めきだつのももっともだ。
さて、ここで予想してみてほしい。
もし、これが12–12相愛数だとして、その相愛力はいかほどだろう。
オドロキモモノキの❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎。
おそらく、この結果は諸君らの予想をはるかに上回るものであったろう。ちなみにプレーン超格子体と比較しておくと、
これらにバボア構造のレイヤーをかけて総和をとると、
以前にもたしかめたように、総和はすべて同一(34)となる。よって、これら各数をn乗したものの総和も同一数となることも自明。つまり、12–12相愛力は∞(測定不能)となる。
この勝敗、とりあえず、軍配はプレーン超格子体にあがりそうだが、トータルのジャッジをするのは、この章を終えるまでは待ってほしい。
まず、わたしたちはゲバールのバボアン1乗総和から、思わぬ副産物として<1~11>完全相愛数左右対称陣(❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎)を得ることができる。
<1~n>完全相愛数左右対称陣とは?
この<1~11>完全相愛数左右対称陣がどのようにしてつくられているかというと、
これら24個の総和を小さい順にならべてゆく。
すると自然とシンメトリックな陣が形成される。あとは好みの問題だが、わたしとしては起点をきれいに1にあわせたい。そのためには単純に、各数から19をとりのぞけばいい。
相愛数左右対称陣については、このような推移(平行移動)が可能であるので、ぜひ、そのテクをつかって諸君らがベストと思う対称陣にアレンジしてみてほしい。
さて、あくまで相愛数左右対称陣はオマケのようなものである。ここからはより本質的な話をしてゆきたい。そう、わたしたちは総和の次元を1次元→2次元にUPさせるのである。
24個のブロックにおいて各四数の2乗総和がとられている。諸君らは、これらが12–12相愛数である否か、たしかめたくはないか?
じつに意外であり、じつに驚異。
相愛力は❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎をキープしたまま……。
ちなみにプレーン超格子体をふりかえっておくと、
こちらの相愛力も❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎。ゲバールは、つまり、プレーンとまったく同等の力を有しているということである。参考までにプレーン超格子体の各ブロック2乗総和からも、完全相愛数左右対称陣を収穫することができる。
このように小さい順に整列させ、これらが8飛びになっていることに気づいた上で、
全体を8nになるように推移(平行移動)させる。あとは÷8をほどこせば、
若干のテクニックはいるが、コツをつかめばだれでもすぐにこのような操作は自在になる。が、ここで驚くべきは、この<1~11>完全相愛数左右対称陣(❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎)が、先にわたしたちがゲバールから入手したものと瓜二つということ。対称陣における新たな謎が追加されたわけだが、ここはひとまず、ゲバールに話をもどしたい。
つぎにこころみるは総和次元の2次元→3次元へのUP。
そこでいったいなにが起きているか見てみよう。
ここでも相愛力は❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎をキープ。そう、まさにここからがゲバールの本領発揮なのである。思い出してほしい。プレーン超格子体においては、3乗総和における12–12相愛力は❤︎❤︎❤︎へと一気に減衰した。
つまり、ゲバールの相愛力がプレーン超格子体のそれを上回るという逆転現象がこの地点で起こるのである。この先を知りたい気持ちが募ってくるだろう。総和の次元を3次元→4次元へと引き上げよう。
摩訶不思議。
相愛力は❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎。一向、衰える様子がない。
いや、わたしがしらべられる範囲でしらべたところ、これ以降、総和次元をいくら上げても相愛力は❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎を保ちつづけるようなのである…。
信じられないようだが、それがゲバールの真実らしい。
諸君らの方でも、調査を続行してほしい。