今回はゲボーに関する一つの奇妙な事実をご報告しなくてはならない。
そう。渦周回のことである。

渦周回という概念については、これまでにもいくたびか別の対象物を通して見たことがあるので、「おや」と思われた方もおられるだろう。

マムーン/ダムーンの渦周回消失

まず、渦周回とは何であったかを思い出す意味で通常の超格子体をとりあげてみてみることにする。

この超格子体をマー呼吸で渦周回をさせてみるとどうなるか?

どうだろう。
じつに美事に消えてしまうのである。

このように、あるタイプの超格子体、あるいは超対称体は渦周回(マー呼吸)によって消失現象を引き起こすことが知られている。では、この事実を踏まえた上で、再度、合成超格子体ゲボーにご登場願おう。

この構造に渦周回を仕掛けると、どうなるか。直感でもいい。ぜひ、予想をしてみてから、以下の動画でその答えをたしかめてほしい。

消失を期待した方も、多くいただろう。
が、ここにあらわれているのは、乗数生成力である。

首をかしげられただろうか? ゲボーの渦周回(マー呼吸)よって得られた16という数を乗数と見るのはこじつけではないか、と。

そうだろうか?
次に見てもらうのはこれだ。

ゲボーの渦周回(アー呼吸)によっても、乗数が生成されている。
これもたんなる偶然だろうか?

けっして、そうとはいいがたい事実がある。ここで見ていることは、渦周回が本来有している壮大な光景の1コマにすぎない。

 

どういう意味か?

 

ひきつづき、これをご覧いただこう。

格子数をおのおの乗しても、乗しても渦周回によって乗数が生成されつづける乗以降も然り。そこであなたが得るのはやはり乗数であろう。

マー呼吸アー呼吸に変換してみよう。

アー呼吸の場合は、どのような順路をたどっても16個のすべての格子数の総和となるので、なにも渦という形式にこだわる必要はない。しかし、渦周回(マー呼吸)と対比させることによって、その対称性をきわだたせることになる

たとえば、上記の動画から得られた情報からだけでも、わたしたちは次のような等式を示すことができよう。

もっと具体的に記述すれば、

どうだろう。一瞥、その凄味は目にさやかではないが、味わえば味わうほど、味わいが無限に深くなってゆく感がある。