まずはこの対称体を見ていただきたい。なんともユーモラスな対称性。どことなしか心をなごませるような雰囲気をもっている対称体だ(あくまで主観)。
これはマリス/タリス型をオリジナルにもつ斜方変換体の一つである。このマムーン/ダムーン型について、今回きわだった事実が明らかになったため、ここに一報を入れておく。
さて、そのまえに。おぼえているだろうか? マリス/タリス型の水平方向・垂直方向2乗共鳴を。
90度、マーの呼吸の向きを変換しても共鳴がゆらぐことのない事実。このなみはずれた特質が、なんとマムーン/ダムーン型にも引き継がれている、といったらどう思われるだろうか?
このような芸当をこなす対称体がマリス/タリス型以外にも存在していたことに、いまさらながら驚かされる。いや、そればかりではない。今回はそれ以上なのだ∙∙∙。
ヴォルテックスの先にあるもの。しかと見届けてもらえただろうか? この調和の美をたたえるのに言葉はいらない。わたしたちができること。ただ、しずかに鑑賞するのみである。