さて、この章ではこれらマテオロスをバボアン構造を通してみてみることにしよう。
これまでもプレーン超格子体をはじめ、バボアンによって相愛力を引き出されてきた数多くの格子体事例を目の当たりにしている。記憶の新しいところではマテ完とバボアンの関係について、
マテ完はマテオロスに内包される概念である。ならば、16種類のマテオロスについても当然、わたしたちはバボアンと関与させたとき、何かが起こるだろうという期待を抱いてもよいはずだ。
結論から言おう。
マテオロスとバボアンの相性もまたバッチリである。
これを見てくれたまえ。
マテオロス❶型。
バボアン全24種四積全共鳴。
美事である。
さて、マテオロス❶型は無地であるが、これをマリス/タリス領域でそれぞれ正数と負数に色分けした❷型に変更するとどうだろう?
もはや、全共鳴が起こる保証はない。
だれしもがそう思うはずだ。
どうだろう。
同じく全24種四積全共鳴。
さすがはマリス/タリス型とお思いだろうか?
いや、けっしてそうではない。チェック柄である❸型についても、
あるいはマテ完(マー)型である❹型についても、
じつにうまい具合に全共鳴。
しかも、ここまで各バボアン内で生成されている数はいずれも正数16。
❺型以降はどうなっているだろう?
以下にならべるので、一つ一つ目をこらしてたしかめてくれたまえ。
怒涛の全共鳴。
壮快である。
何もかもが16づくしである。
それにしても妙である。マテオロスとバボアンは異なる対称性を有しているのにもかかわらず、わたしたちの前に同一の景色を現出させるとは……。
もう一ど、言う。
妙である。