今回は44(❤︎❤︎❤︎)の構造について、まことに驚くべき新発見があったのでお伝えしておく。

そう。わたしたちは超格子体(4×4)の中にはこのようなかたちで44(❤︎❤︎❤︎)がおさまっていることをすでに知っている。その完璧な対称美から、これが唯一のパターンであると信じて疑ってこなかった。が、それは浅はかな盲信であった。

じつは、この超格子体の中に別種の44(❤︎❤︎❤︎)が内包されている。

それをいまここでピタリといい当てることができる者はいまいと思う。それはじつに意外なカタチをしていおり、それはもはや対称的ポジションともいえない。

超格子体(4×4)の44(❤︎❤︎❤︎)の位置とは∙∙∙。

それを公表する前に、これを発見することとなった経緯からお話しよう。前章で、わたしたちは円環に共通する生成定数ついてある調査を行なっていた。

相愛四数と謎の定数

そこであきらかとなったのは、円環に内包される概念であるが、その逆ではないということ。

つまりであるためには、円環であるよりも強い条件を満たしていなければならないということである。

そう、にとってこの条件は、満たされるべき一つの前提にすぎない。いや、ここでわたしがとやかく述べ立てるより、ここは44たち自身に雄弁に語ってもらうことしよう。

ならではのアクロバティックな動きに魅了されたのはわたしだけではないはず。なにが行われていたかを丁寧に書き起こすならば、

を円環状に配した上で、そのとなりあう数の差分をとってゆく。このとき、差分同士は、

総和と、乗総和が一致つまり差分自体が44(❤︎❤︎)になっているという衝撃の事実(❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎に減じていることに着目)。まさにこれは驚異のマトリョーショカ構造といってよい。

これは超格子体の内部のあらゆる44(❤︎❤︎❤︎)についていえることである。たとえば、

このような内包格子(4×4)を例にとって、おなじことをこころみたとしても、

の差分同士が、このように一段階弱いで結びついていることが見てとれる。

さて、超格子体はじつにさまざまな方法で44を所有しているが、もうすこし特殊なケースについても見ておこう。

覚えておられるだろうか? この超格子体(16×16)の中のやじり型。この総和凝集もまた44(❤︎❤︎❤︎)を形成する。では、これらの差分もおなじ原理に従っているだろうか?

問題ないようである。
では、つぎに超格子体を離れ、超対称時計盤に目を移してゆきたい。

以前にも述べたように、この時計盤には44(❤︎❤︎❤︎)が二つの正方形としておさめられている

この44超格子体(4×4)の中で見るなら、

と、このように表現できるが、どちらかというとわたしたちは、これを超格子体(3×4)を住処とするであると考えることの方を好む。

それゆえ、これらは正方形型超格子体をホームとするものたちとは別の系に存しているものとして扱いたいわけである。では、この時計盤に由来を持つたちの四数の関係がどうなっている見てみよう。

そうなのだ。どこを生まれに持とうと、差分の構造は変わりない。どうやら、この構造はあらゆる44(❤︎❤︎❤︎)に埋めこまれていると考えてよさそうだ。

つぎにわたしたちが取り上げるのは、44(❤︎❤︎❤︎)

従来、わたしたちが出会ってきたはいずれも異なる二つのグループ間におけるものだった。が、ここであらためていおう。のグループ数は限定されたものではない。ごらんの通り、この超格子体(8×8)の内部には44(❤︎❤︎❤︎)が三組存在している。

人呼んで、。この種のを紹介するのは初めてである。そう、これははるか後の章にて取り上げられることになるであろう斜方陣系に属するであり、先に述べたいずれの系とも分別されるべきである。系を異にするといえども、やはりこれら三つのグループもにおける関係性はというと、


見事なり。初登場にもかかわらず、じゅうぶんなインパクトを残してくれたことに感謝しよう。

さて、ここでふりかえっておきたい。いま見ていることを整理すると、

換言すれば、44(❤︎❤︎❤︎)の各グループの差分同士は44(❤︎❤︎)を形成するということである。ここでわたしたちは差分の実態をさらに精査することにする。における和と差の関係性を踏まえるならば、

このように差分には正負が反転しただけの数があらわれることが約束されるだろう。先の具体例でいうと、

よく見つめてほしい。総和が消失するというのは、正と負の間で起きている対消滅である。つまり乗領域での共鳴は必然。特筆すべきは乗次元での等式の成立であり、正負を考慮して略すると、本質的にここで述べられることは以下の二数同士の関係と表現しなおせる。

逆にいうならば、自然数の範囲でこの等式を満たす四数を見つけることができたなら、わたしたちはそれを用いて意図的に44(❤︎❤︎❤︎)を生成することができるということである。

つの平方数つの平方数しい案外、そのような数たちを見つけることはむつかしいことに気づくだろう。

が、まったく方法がないわけではないそう、そのためには、わたしたちはこの星のいにしえの友人の力を借りなくてはならない。