さて、これら八つの正負反転体が構成する積表には、まだまだ見るべきものがあるようだ。
今回もまったく新たなアプローチをとる。
まずは積表の構造を見やすくするために、中身をからっぽにしよう。
じっくりと鑑賞してくれたまえ。
ひときわ目立つのは、やはりこのイエロー部分ではないか。
この八格子は、対角線に一直線に走っている。
この形式がわたしたちに彷彿させるものといえば、
わかるだろうか。
正方格子(8×8)における単位行列。いわば、数の世界における1に相当する存在。
1に1をかけても1である。
それゆえ、当然、単位行列にもこのようなことがいえる。
だからどうした?
いや、この事実を頭に入れた上で、以下の動画を見てほしいのである。
わかるだろうか。
積表構造における八種の形式の意外な共通点。
驚くべきことに、この事実は大元の積表(16×16)に広げても同様に言いうる。
まず、イエロー部分は対角線に一直線。
これが単位行列を担当する。
どんなにサイズが大きくなっても単位行列は単位行列として機能する。
この事実を踏まえた上で、わたしたちは積表(16×16)から青組をチョイス。
これをもとに例のごとく0と1から成る行列を構成し、2乗をとってみると、
信じられない?
ならば、他の色でもためされることを強くおすすめする。