ここでは、周回の周回の法にまつわるその他の興味深い現象を紹介しておこう。一応「番外編」と章立てしてはいるが、けっして瑣末な事実という意味ではない。超格子体については、わたしたちのだれもがひとしく無学であるので、なにが重要で、なにが重要でないかを判断をすることはできない。とりあえず、ここにはどのようにカテゴライズすべきなのか、いまの段階では不明である事実たちを順不同に羅列しておくことになるだろう。

まずは、周回の周回の法は二分化されうる、という奇妙な事実を紹介する。どういうことか? 4×4の超格子体を例にとろう。

3×3格子を小周期としたとき、法に使われる八数は上記のようにめぐる。ふりかえっておくと、上記黒八数の各1~3乗数において、あるいは各1~3連積数において、マー呼吸でつないだものをさらに大周期でマー呼吸で一巡すると、きれいにになるのであった。

さて、ここで小周期に着目しよう。わたしたちは、この八数の中から以下のように四数を抜粋することにする。

 

 

おどろくべきことに、この四数をのみ用いて周回の周回の法をこころみてみても消失現象は生じるのである。まずは1~3連積から見てみよう。

 

 

つぎに1~3乗数

 

 

周回の周回の法。一筋縄でいかないのがわかってもらえたと思う。あるいは、この事実。いつか4×4の超格子体の外周において見た飛び石の法を想起した御仁もおられるやもしれない。

 

これをご覧になったら、気にかかるのも当然。抜粋されなかった四数でやってみるとどうなるか? 

もう一つのこのパターンについて調べなくてはなるまい。

1~3連積数は、いずれも見事に消失に成功。1~3乗数はどうか?

ゆるぎない構造。まさに超格子体の面目躍如といったところである。